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2010/12/01

じじとん途中下車、古町駅から市駅へ、銀杏並木

「読み聞かせ」をおえて、高浜線で市駅に向かう・
途中、ふっと古町駅に途中下車

友達が
「東京は銀杏の黄葉もおわりかけるころ・・」と書いていたせいかもしれない
東京の銀杏並木といえば、外苑、東京駅が頭に浮かぶけど、まだ見たことはないのに・・

へんな拘りだけど、
社寺や校庭の一本立ちのイチョウは 「公孫樹」
並木は「銀杏」並木と書くのを常にしている

ぞれは、コガネ(銀)色の道がいつか、いろんな銀杏並木の道に繋がっていく・・そんな幻想を楽しませてくれるせいかもしれない

古町駅から東西に、平和通りに「銀杏並木」がある。


葉の色は、黄を濃くしてきているが落葉までには、まだ時間がありそうだが、
屈んでみたら、「コガネ色の道」




学生時代、市街での遊びから城北の下宿まで酔歩、とちゅうドッカリ腰をおろしたりもした。
夜が淋しくなったりしたときは、なぜだろう樹影のしたに来ると、ホッとしたりもした。

でも、’60年後半から’70、'71年への感傷で下車したのではない・・

古町駅にはもどらず市駅まで歩くことにした










萱町(かやまち)商店街

↑このステキなブログを見れば、萱町商店街がいかに愛される街かが分かります。

写真は、平和通りから商店街へ。
万国旗がいつも、季節の風にゆらいでいます。


駅前通りを渡って南進。
家具屋街への入り口を左折、三番町を東へ。


左手に「日本政策金融公庫」・・・5F建て

旧くは「国民金融公庫」。
「こっきん」と愛称していた。1Fが狭い駐車場で、2階が事務フロアーだった。












「こっきん」の向かい側に  瓢太


すこしだけ、20年、25年まえの光景がよぎったが


きょうの途中下車は懐旧、感傷のモノじゃない・・









この季節のサクラも美しい。

瓢太の前をすぎたら、すぐに「花園町通り」
市駅から市内電車が 走っている。

道路東西の両サイドに「銀杏並木」がある。

坊っちゃん列車も走るが、まだ乗車したことはない。

コガネの道を辿ってきたから・・ (と、思いたい。)




残業の帰り
独りで中食を採りたいとき

なんとなく足のむいた カフェカバレ






また足を運んだら、昔話もできるだろう

でも、きょうは懐旧の途中下車じゃない・・


【じじとん日誌】

きょうは2年生の、ドングリちゃん、ドングリくんたちと、『ふでばこのなかのキルル』を読んだ・・

いや、読みたかったのだが
さいご、号泣して声にならなかった。

50年たっても ぼくがキルルのこと
わすれませんように

100年たっても キルルがぼくのこと
わすれませんように

先生から助け舟をだしていただいて読了となったけど

先生も涙声で、感想はありますか?
・・
・・先生が、「それでハ・」と、打ち切ろうとしたら、
ぽち、ぽちと・・ぽち・・ぽち、と挙手

男の児が、天井に目をやって、「オモシロカッタ」
男の児が、教壇のほうへ笑みをうかべて  「ぼくも」

先生が女の児を指名したら にこっと微笑んで 「よかった」

また泣いてしまった。


(こんなじゃ、ダメ
朝読、音読の少なさゆえ 慢心)

飛び乗った車中で涙が噴き出しそうになった

だからの下車?
涙を隠したかったから・・?

でも、それじゃダメだ。
隠すのは楽かもしれない。
笑を誘う本をさがせば済むかもしれないが

やっぱり、みんなと一緒に読みたいと思う本を読みたい。

そのためには・・一歩、一歩。歩み続けるだけ。

道はかならず繋がっていく・・・そう思う。思いたい。





5年後、10年後・・
ずっと歩きつづけていたい。そう思う。


みんな、ありがとう。