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2011/09/03

《禾に火と書いて「秋」・ たいふう》


■台風の番号と名前
ノロノロの第12号台風が各地に被害を及ぼしています。
進路周辺の方には、お見舞い申します。

ところで、第12号台風は「タラス」と名付けられているようです。
台風の上陸地点から「伊勢湾台風」「室戸台風」の名が辛い悲しい記憶残っていますが、さて置いて「タラス」っては何だ?
気象庁のHPにこんなのがありました。

気象庁では毎年1月1日以後,最も早く発生した台風を第1号とし,以後台風の発生順に番号を付けています。なお,一度発生した台風が衰えて「熱帯低気圧」になった後で再び発達して台風になった場合は同じ番号を付けます。
台風には従来,米国が英語名(人名)を付けていましたが,北西太平洋または南シナ海で発生する台風防災に関する各国の政府間組織である台風委員会(日本ほか14カ国等が加盟)は,平成12年(2000年)から,北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には同領域内で用いられている固有の名前(加盟国などが提案した名前)をつけることになりました。
平成12年の台風第1号にカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」の名前が付けられ,以後,発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に用いて,その後再び「ダムレイ」に戻ります。台風の年間発生数の平年値は25.6個ですので,おおむね5年間で台風の名前が一巡することになります。

(アンダーラインは引用者・misasi)

さて、
「タラス」はフィリピン国の命名で「鋭さ」の意味。
次に用意されているのが韓国命名の Noru(ノルー)、「のろ鹿」の意。
庶民感覚としては、このノロノロ台風・・・記号と言ってしまえばそれまでですが。
もちろん、国際間の情報共有への効果を否定するものでもありません。

ともかく、被害の少ないことを祈るばかりです。



■台風の語源・由来は?

古くは「野分け」と呼ばれていたことは、高校時代に古文の先生に教わったような・・


それが、台風と呼ばれるようになったのは明治時代に入ってからのようです。
台湾で呼ばれていた「大風(たいふーん)」が「Typhoon」と音写されたのち逆輸入されて颱風の字が充てられたの説も。
詳しくは> 語源由来事典 を。








■野分


高いものに同化するか低いものに同化するかが問題である。この問題を解釈しないでいたずらに同化するのは世のためにならぬ。自分から云えば一分いちぶんが立たぬ。
(夏目漱石 野分)
赤いアンダーラインを引いている。
高校生時分だったろうか
大学に進んだころだったか


どんな朱夏だったのか


禾に火と書いて「秋」


白秋よりも火の秋が好い


■9/3・七十二候の「禾実る」

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