▪️ウバメガシ▪️
【ウバメガシは幹がきわめて硬く炭にすると,他の木に比べ高い熱を発することが古くから知られており,古くから備長炭の材料として用いられてきました.紀伊半島と四国西南地域にのみ自生していますが,海に近い弦場の森とよばれるウバメガシの群生地は魚付林としてして栄養分を海に注ぎながら,森の主人のようなウバメガシの巨木がその森の奥深くに残されています.
(牧野富太郎の道を歩く http://www.makino-navi.com/otsuki_area_list.php より)
(太字は引用者)】
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2月11日(2015)
叶崎灯台への入り口は、ウバメガシがアーチのようです。
▪️ヒトツバ▪️
そのアーチをくぐり灯台までの遊歩道はウバメガシ林の中を縫う途、道沿いにヒトツバが群生しています。
【ヒトツバは暖地の海岸に多い常緑のシダ。日本では関東地方以西の本州、四国、九州、南西諸島に、世界では東アジアの暖温帯から亜熱帯に広く分布する。海岸から沿岸域の急傾斜地や岩場に群生し、時として平地にも生育する。ウバメガシ林の林床に密生していることも多い。葉は厚くて丈夫であり、長い地下茎から所々に形成され、葉柄を含めて長さ40cm程度にまでなる。裏面に胞子嚢を密生する胞子葉と通常の葉を形成する。和名はシダ植物の多くが羽状複葉になる中で、複葉にならないことに由来するが、時として葉の先端がいくつかに分かれる事もある。…
(太字は引用者)】
▪️ノジギク(野路菊)▪️
盛りの花期は過ぎていますが、ノジギクが葉のミドリを輝かせています
ウバメガシ林が海からの冬風から保護して
常緑の葉を通して冬の陽を優しく注がせているからでしょうね(^^)
【ノジギクは牧野富太郎博士により1884年に見出され、1890年にその名がつけられました。
見つけた場所が高知県の吾川村川口という山の中だったので、その名も”野路菊”となりましたが、本来は海岸沿いに多い植物です。兵庫県を東限とした本州の瀬戸内側、四国では香川県、愛媛県から高知県足摺岬をまわり、南国市前浜まで、また九州の東海岸に分布します。ただ、高知県においては南国市の東側を流れる物部川より東には野生では見られません。▪️ゴンズイ▪️
臭木(クジュナと呼んで若葉を食します)の実に似ていますが…
臭木は秋に綺麗な瑠璃色の実を着ける。
ググってみたら、ゴンズイも秋に実るとある。そして「黒臭木」の名もあると!
これも、ウバメガシ林に優しく守られて越冬したゴンズイの実ですね(^^)
▪️ツワブキ(石蕗)▪️
”ツワ” その名の ”艶” を 輝かせています
路傍に”意志”の花を咲かせます
ウバメガシ林は魚付き林
海の魚を護ります
そして足元の草花も育みます
自然の共生力に共感し、そして共生していきたいです(^^)
共感!
共生!
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