猿田彦ねり保存会(宇和島市)
(さるたひこねりほぞんかい)
宇和島市宇和津彦神社は、伊達秀宗の治世に建立された由緒ある神社で、その秋季大祭には、多くのねりが市内を行列します。その際、愛宕町からは、天童・巫女を随えた猿田彦行列が出て、ねりの先導を務めます。猿田彦は日本神話の神で、天孫降臨の一行を出迎え、高千穂まで先導した位の高い神様です。猿田彦・天童・お稚児・巫女・太鼓のほか、傘や賽銭箱の道具もちが付き従い、絢爛なねり絵巻が広がります。あでやかな装束に身を包んだ巫女姿の少女が白羽二重のちはやを翻して、辻ごとに神楽舞いを披露します。
※ http://www.iyobank.co.jp/chiiki/n049.htm から引用させてもらいました。(太字は引用者)
高校卒業まで宇和島で過ごし、宇和津彦神社の氏子であったのですが、ねりを先導する猿田彦、巫女姿の舞を観るのは初めてでしたが、伝承されるものの輝きに酔いしれる思いがありました。
29日に撮影した写真を動画風に並べてみました。
「猿田彦ねり」が伝承されているのは、愛宕町1丁目、2丁目です。
「猿田彦ねり」が伝承されているのは、愛宕町1丁目、2丁目です。
猿田彦を観るのは初めてでしたが、記憶に「大工町」の町名があります。
写真は、28日の宵宮に宇和津彦神社に奉納される際のものです。
染め抜きではなく、永年保存されていることが窺えました。
■大工町
旧町名の由来には、つぎのように記されています。
■大工町(だいくまち)
旧藩時代、宇和島藩御作事奉行配下の大工職人が多く居住していたので
この名がついたといわれている。
その後、職人が雑業者が居住し、さらに商業地となった。
支える人々。
共振する街。
永遠なれ