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2012/08/28

misasiの農人日誌(8/25・26)

Farmer・misasi を 農人misasi に変更しました。 
農人は人名風に「なるひと」「なると」なんても思いましたが、ストレートに「のうじん」で(^O^) 

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■出発即にハプニング 

23日(木)に宇和島に入っていたので25日の畑行きは6:45始発バス 
リュックを背負い、荷台にカメラバック、大型のトートバック 
颯爽と愛チャリを駆る(笑) 

ところがバスセンターまで道半ばでチェーンが(><) 
時刻が時刻で開いている自転車屋さんはない、トボトボとUターン自転車。。 


次発を調べたら何と正午前!! 

畑に到着は5時間の遅刻(笑) 

でも、この5時間は得難く貴重とも評価できる

秋の夜長を慰めてくれる本を探すことができたのだから^^


■目の前の畑は 

草ぼうぼう・・・茫然(^^;) 

















☆目に飛び込んできた赤、白、黄色! 
種を蒔きっぱなし状態の百日草が花を輝かせています♪ 





健気に唯、己が花を咲かすその姿に胸がキュンとなる涙 
そして、勇気と元気頂きました!! 

Facebookマイアルバム 農人misasi畑の 百日草 


■先ずは草に覆われてしまったサツマイモの草取り 

こんな状態(><) 




















もくもくと伸びた弦を起こして草を取る・・

 
トウモロコシも気になる
こちらも草ぼうぼう・・














中の畑の土起こし、出来れば畝立てまでと計画してるのに・・
作業進捗の鈍さに苛立ちも。時刻は5時が迫っている
5時間の朝の遅刻を、これも得難い時間だったとした余裕の欠片もなくなっている

サツマイモの弦を起こして草をとる

(きょうは此処までかな・・)そんな思いが頭をもたげ掛けたときに流れて来たのが、5時の時報と地元城川中学校の一年生の合唱・Foreverの歌声だった。

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ググってみたら城川町の歌声時報・2012年8月
流される歌は月ごとに更新されているようだ。素適な取り組みだと感動する(8/28追加)


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月に2,3回しか作業に来れないために、知らず知らず無理を詰め込んでるよな~
なによりヒヨワな新米農人なのにさ~

メロを追いながら、自虐じゃなしにそんなことを思った、、いや思えたとするのが正しいかな。

勇気みたいなものを与えてもらえて、素朴な歌声に背中を押してもらって草取りを続けた。
トウモロコシの草取りは明日に回すことにする。
道具を片付けて初日作業を終える。時に18:30、作業時間3時間。


見上げた空に 虹
それは明日へ繋がる虹の橋・・ Forever


■家では携帯もパソの無線ルーターも電波を拾わない。 
汗を流して夕食 
差し入れていただいた海鮮巻きが美味い!! 
五つをペロリ。これも差し入れの地鶏朝どり卵を飲んで横になり本を読む。 


著者が亡父と旧宇商の同期であった関係か書棚に著書が並んでいた。 
私自身は映画のファンと言うほどでもなかったが、その存在が青春時代に占めた部分は大きかったと思う。 
宇和島には七つも映画館があったと言う。 
あたしの記憶にもキリン館、東映、スバル座、菊みどり、ロマン座・・の名前が刻まれているが 
いまは無い。 

それぞれの青春・・ 
亡父に重なるそれもあろうし、それは私自身にも被さるところもあろう・・ 


■26日は5時に起床。 
外は薄暗く、肌寒い。朝靄が深い。 

■5時半過ぎから草刈り機を回す。 
ビニルワイヤーの長さを調整。ボルトの締め緩め方向をなやむ。 
まだまだだな・・。それよか作業の後の手入れ、次回作業のための準備がお座なりなのが我がことであるのが辛い。自戒せよ!自戒せよ! 

1時間と少しで、中の畑、上の畑の草刈りを完了して、管理機を回す。 
始動はしたが・・・ 
エンジンが吹かない・・・・ 
ノロノロとしか動かない・・土は起きない・・・ 
アクセルワイヤーを引っ張ってみる。瞬間唸りをたてるが・・・ 


■「そんなじゃエンジンが止まる」背に声が届いた。 
振り返ったら、顔をあわせると必ず声を掛けてくれる男性。 
素人の私の頓珍漢な質問にも丁寧に教えてくれる優しい人だ。 

ぼくから機械の様子を訊くこともせずエンジンのあたり、アクセルレバーを診てくれる。 
「ワイヤーがイカレたかな。10年20年使いよったら色んなとこにガタがくるから」振り向くこともなく云いながら診てくれる。 
日曜で農協も閉まっているし・・近々に部品の在庫とか調べてもらうこととする。 

目の前は真っ暗だ 
焦らず落ち着け落ち着け 
いまやれる作業を考えてそれをやろう 
思うほどに苛立つ 
苛立っては解決が遠ざかるのは自明なのに・・経験不足・・・現場!現場!・・ 

■和さんが畑に降りて来てくれた。 
先ほどの男性との遣り取りを伝える。 
「ほうか。 この辺りじゃ機械に一番詳しいんじゃ、ちょうど通りかかったんで診てくれと頼んでみたんじゃ」 
「きょうは農協さんも休みじゃけん・」ぼくが言おうとしたら先を遮るように 
「きょう10時か10時半に家に農協がくるけん。言うてもうわい」和さんは言いながら身体を反転させていた。 


■農協農器具センターの文字が入った軽トラが着いたのは10時前だった。 
和さんが急がせてくれたのだろうか・・ 
身を反転させて足早に家へ向ったのは至急の連絡を入れてくれたのだろう 
和さんも優しい 

■「今は稲刈りが始まったから日曜もないですよ」 笑顔の声である。 
「あれ、リコイルも壊れとる。 これも直すけん、部品は残っとりますか?」と声が続く。 
倉庫に部品を取りに行き戻ってくると作業中である。



作業は順調そうである。
ところが (なんで・・) 一瞬(そんな分解まで・・) 

作業が続きエンジンを始動する。 
力強い音だ。 

素人であっても、一瞬であったにしても、(分解まで)なんて思いをもった自分が嫌になる 
現場対応のプロに全てを委ねて、こんごのトラブル対応を学ばねばならないのに 

「さっきワイヤーを確認したら在庫あるいいよったけん、今日は無理じゃけんど直しときます。リコイルも一緒に」 
「ワイヤー換えたら、もっと馬力出るけん」 

優しい人がここにも 

☆管理機が唸る。心地よい音だ。 
中の畑だけだが、管理機を5回走らせることが出来た。 
農協さんを待つ時間でトウモロコシの草取りも済んだんだ。


畝立ては出来なかったけど、今日が終わりじゃないんだから

作業に慣れて無理、無駄、ムラのないスケジュールに活かせるようにすれば良い

前向きにそう思えた。こんかいの収穫の一つである^^


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